こんにちは!新潟県長岡市の行政書士事務所、行政書士岸そうま事務所です。
近年、遺言書の作成がにわかに熱を帯びていますが、「そもそも遺言とは何か?」ということは意外にも知られていないように思います。
そこで今回は、遺言とは何か、何のために書く必要があるのかを簡単に解説します。
終活や遺言について知りたい方は、ぜひご覧ください。
遺言とは
遺言は、残された家族に向けて自分の思いや財産の残し方を確実に伝える手段です。
人間であれば、誰しも必ず死を迎えます。
人が亡くなった時は、意外にも行わなければならない手続きが多いです。
亡くなった方、つまり被相続人の財産の相続もそのひとつ。
ドラマなどでは、遺産分割に揉める家族や親類の姿がよく描かれていますよね。
自分が亡くなった後に、残された家族に対して意思を伝えることができる有効な手段が遺言といえます。
遺言を書く目的
遺言を書く目的は、大きく分けて2つに分かれます。
- 最期の意思を残す
- 財産の活用法を示す
順番に説明します。
最期の意思を残す
まず、最期の意思を残すということです。
亡くなってしまえば、当然、残った家族に意思を伝えることはできなくなります。
長年の感謝や思いなどを伝えられずに亡くなってしまうことは、本人や家族にとっても良いこととはいえません。
来たるべき時に向けて、後悔がないよう最期のメッセージを用意するという意味で、遺言は非常に大きな意義を持っているといえます。
財産の活用法を示す
また、財産の活用法や分割について示すことも、遺言の重要な役割です。
亡くなった方の財産は、基本的に家族に相続されることになります。
遺言を残さなかった場合、法定相続(法律に則った相続)が行われます。
しかし、法定相続を規定する民法では抽象的に相続分が定められているにすぎないため、具体的な分け方については相続人同士で協議をして決めることになります。
この時、相続人同士で言い争いや諍いが起こることがあります。
残された家族が遺産を巡って争うことほど悲しいことはありません。
こうした事態は、遺言を書いて具体的な相続分を決めておくことで防ぐことができます。
参考:2 遺言 日本公証人連合会
まとめ
いかがでしたか?
今回は、遺言とは何か、何のために書く必要があるのかを簡単に解説しました。
どんな人にも等しく訪れる人生の終わり。
その時に備えて、準備をしておきたいですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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