産業廃棄物処理業で聞くことが多い言葉の一つ、「中間処理」。
産業廃棄物処理業の専門用語ですので、聞きなじみのない方も多いのではないでしょうか。
中間処理は、私たちが暮らす社会の資源を循環させるために、大きな役割を果たしています。
産業廃棄物処理業の縁の下の力持ちなのです。
そこで、今回は中間処理について簡単に解説します!
中間処理とは
中間処理とは、最終処分またはリサイクルしやすくするために、産業廃棄物の形状を変化させる処理のことをいいます。
産業廃棄物は排出されたあと、中間処理施設を経由して、最終処分場で終わりを迎えます。
中間処理施設を経由せずに最終処分場まで収集運搬される場合もあります。また、産業廃棄物の約8割が中間処理を経由しています。そのため、世の中のほとんどの産業廃棄物は、まず中間処理を施されると考えてよいでしょう。
中間処理を施すことによって、産業廃棄物の全発生量の約半分が、再生可能な資源に生まれ変わるとされています。
中間処理の目的、方法
中間処理の目的は、最終処分またはリサイクルしやすくすることです。
中間処理システムがなければ、再生可能な資源も減少し、ゴミであふれかえった生活を強いられることになります。
循環型社会を形成し、限りある資源を有効に活用するために中間処理が施されるのです。まさに、私たちの生活を支える縁の下の力持ちといえますね。
中間処理の方法は、破砕、焼却、中和、溶融など多岐にわたります。
たとえば、強い廃酸や廃アルカリは、中和処理を施して無毒化します。中和しないまま放っておくと、有毒な廃酸、廃アルカリがあふれてしまいます。
中間処理の方法は、産業廃棄物の種類に合わせて選択することが重要です。
それぞれの産業廃棄物に合わせた中間処理方法を選択し、資源の有効活用に努めたいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は産業廃棄物処理の中間処理について簡単に解説しました。
ふだんの私たちの生活を、産業廃棄物の循環という観点から支えてくれている中間処理。
少しでも産業廃棄物処理について知ってもらえたなら幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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