行政書士試験を自己採点した後の過ごし方!現役行政書士が解説します


こんにちは!新潟県長岡市の行政書士事務所、行政書士岸そうま事務所です。

行政書士試験は毎年11月の第2日曜日に実施されていますが、合格発表は1月末とかなり日が空きます。

期間にして約2か月が空きますが、自己採点の結果によって過ごし方は大きく変わってくるでしょう。

そこで今回は、行政書士試験を自己採点した後の過ごし方について検討します!

「自己採点したけど、合格発表日までの過ごし方に迷う…」という方はぜひご覧ください。

行政書士試験に合格した後、どうするかについて知りたい方はコチラの記事をご覧ください

自己採点後は大きく3つに分かれる

行政書士試験の自己採点は、大きく以下の3つに分かれると思います。

  1. 足切りラインに届かなかった方
  2. 記述式問題の採点次第の方
  3. 合格点に到達していた方

自己採点後は、誰もが不安になることでしょう。

特に、全力で試験に取り組んだ人ほど、その思いは大きくなると思います。

自己採点した後の過ごし方は、点数によって大きく変わってくるといえます。

①足切りラインに届かなかった方

まず、足切りラインに届かなかった方です。

行政書士試験は大きく法令科目と基礎知識科目に大別されますが、それぞれに足切りラインが設定されています。

足切りラインに届かなかった時点で、その年度の行政書士試験の不合格が確実になってしまうというシステムです。

法令科目の足切りラインは122点、基礎知識科目の足切りラインは24点です。

残念ながら足切りラインに到達せず、不合格になってしまった方はすぐにでも学習を始めることをおすすめします。

ただ、これは次年度も行政書士試験を受験すると決めている方にしか取れない行動です。

不合格となってしまい、次年度の行政書士試験の受験も迷っている…という方は、じっくりと受験を検討することもアリでしょう。

行政書士の資格が本当に自分の人生に必要なのか?行政書士試験に合格したとして何を目指すのか?など、行政書士試験の受験を根本から見直すきっかけにもなると思います。

②記述式問題の採点次第の方

次に、記述式問題の採点次第の方です。

おそらく、自己採点後の受験生で最も多くの割合を占めるのがこの方々でしょう。

記述式問題の採点次第で合否が決まる方は、ひとまず試験のことは忘れて日々を過ごすことをおすすめします。

試験の日まで努力を続けてきた自分をねぎらい、リフレッシュするのもよいでしょう。

問題の回答を変えることはもうできないため、「人事を尽くして天命を待つ」という心持ちでいると、いくらか心が楽になりますよ。

もちろん、もし不合格だった時を見越して、次年度に向けて勉強を進めておくといった選択肢もあります。

その場合は、本試験で間違えた問題を見直すとともに、なぜ間違えたのか?本試験受験時のコンディションは万全だったか?など、多角的に分析すると次年度の試験に活きてくるものがあると思います。

③合格点に到達していた方

最後に、記述式問題の採点を待たずして合格点に到達していた方です。

基本的に合否の心配をする必要はないため、合格後のビジョンを明確にしておくことが重要です。

たとえば、独立開業を考えている方であれば、事務所を借りて開業するのか、自宅の一画で開業するのか検討するなど、考えるべきことは山ほどあります。

また、ダブルライセンスの取得を考えているのであれば、合格発表を待たずにすぐに勉強にとりかかることができます。

合格点に到達していた方は、合格した後の行動をなるべく具体的に想像しておくと、後々スムーズに動けると思います。

合格後を考えてみるのもアリ

さて、そうはいっても自己採点の後は不安になるのが常です。

合格点に到達していたとしても、「もしマークミスがあったら…」「受験番号をミスっていたら…」など、不安を挙げればキリがありません。

どうしても不安になってしまう方は、もう合格したものと仮定して、その後の活動を考えてみることをおすすめします。

合格していれば、想像していた通りに行動に移せばよいですし、仮に不合格だったとしても、合格後の姿が明確になっていることで、次年度の試験勉強のモチベーションを上げることができます。

合格後の姿をひたすら思い浮かべることで、気を紛らわせつつも有用な想像ができるのではないかと思います。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、行政書士試験を自己採点した後の過ごし方について検討しました。

自己採点した後に試験の結果を変えることはできません。

思い詰めすぎず、なるようになる!くらいの気持ちでいるのが一番ではないかと個人的には思っています。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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