こんにちは!新潟県長岡市の行政書士事務所、行政書士岸そうま事務所です。
宅建業を開業する際には営業保証金を供託する必要がありますが、保証協会に加入することで、供託の必要がなくなります。
保証協会には全国宅地建物取引業保証協会と全日本不動産保証協会の2つの選択肢があります。
そこで今回は、2つの保証協会にどのような違いがあるのかを簡単に解説します!
宅建業の開業を考えている方は、ぜひご覧ください。
保証協会(ハトとウサギ)による違いとは
保証協会による違いは、主に2つあります。
- 会員数
- 費用面
順番に解説します。
①会員数
まず、会員数に大きな違いがあります。
ハトのマークの全国宅地建物取引業保証協会(以下全宅)の会員数は、約10万事業者であり、これは全国の不動産業者の約80%に相当します。
対してウサギマークの全日本不動産協会(以下全日)の会員数は約3.5万事業者にとどまっています。
加入事業者数で考えるならば、全宅に加入している不動産業者が大半ということになりそうです。
②費用面
また、各保証協会に支払うお金の額も変わってきます。
今回は新潟県で本店を開設し、支払いは一括で行う場合を想定します。
ハトマークの全宅の場合、入会時にかかる金額は1,364,800円、次年度以降は107,000円の納入が必要です。
対してウサギマークの全日の場合を考えます。
2024年10月25日現在、全日では開業資金応援キャンペーンを開催しており、主たる事務所の入会金が30万円減額されています。
キャンペーンを加味すると、入会時にかかる金額は1,030,000円になります。
費用としてはウサギマークの全日が少し安いということになります。
参考:入会金等のご案内 全国宅地建物取引業保証協会新潟本部
入会のご案内 全日本不動産保証協会新潟県本部
まとめ
いかがでしたか?
今回は宅建業を開業する際の保証協会の違いについて簡単に解説しました。
会員数を考えるならハトマークの全宅、費用面でいえばウサギマークの全日に軍配が上がる結果となりました。
既存の取引先がある場合は、その取引先がどちらの保証協会に加入しているかということも判断材料になると思います。
しっかりと吟味したうえで、保証協会を決めたいですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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