こんにちは!新潟県長岡市の行政書士事務所、行政書士岸そうま事務所です。
行政書士を開業する時の最大の懸念事項といっても過言ではないのが、開業資金。
開業資金をどれだけ用意できるかによって、事務所の進退が大きく変わります。
そうはいっても、実際どれくらいの開業資金を用意すればいいのか、金額が見えにくいもの。
そこで今回は、行政書士を開業するときの開業資金について、私自身の体験談も交えながら解説します!
開業を考えている方、行政書士試験の合格を目指している方は、ぜひご覧ください。
行政書士試験に合格したけど開業を迷っているという方はコチラの記事がおすすめです
開業資金は2種類
開業資金とひとくちに言っても、実は2種類の資金があります。
1つ目は、文字通り開業する時にかかるお金です。これを狭義の開業資金としましょう。
2つ目は、事業を継続して行なっていくためのお金です。これを運転資金といいます。
開業資金
さて、開業資金についてですが、どの程度事務所の環境を整えるかによってかなり額が変わってくると思います。
たとえば、事務所を借りて開業する場合、礼金の支払いなど、比較的大きい金額の初期費用がかかります。
一方、自宅の一角で開業する場合は、事務作業をするための備品を揃えるなど、最低限の出費で済むでしょう。
事情は様々ですが、独立してしばらくは、思うように仕事が来ないことが予想されます(まさに今の私がこの状態です)。
夢の独立開業だ!と舞い上がりすぎず、最初は小さく事業をスタートさせることをおすすめします。
運転資金
運転資金は、事業をやっていくにあたって必要になるお金です。
開業すれば、仕事はなくとも毎月必ず発生する出費があります(私自身、痛感しています)。
たとえば、携帯電話の通信費や水道光熱費、事務所を借りている場合は家賃もかかります。
運転資金は事業の生命線です。冗談でなく、運転資金が尽きれば借金をしない限り廃業に追い込まれてしまいます。
多ければ多いに越したことはありませんが、開業前に、大雑把に一か月当たりの出費を計算しておくことをおすすめします。
シビアな目線で資金は計算しておきましょう。
結局どのくらいかかった?
ここからは、私自身が開業するとき、実際どれくらいお金がかかったかを懐古しながら説明していきます。
かなり現実味のある金額になっていると思いますので、開業を考えている方はぜひご覧ください。
開業資金
開業にかかった費用は、ズバリ約70万円弱でした。
いかがでしょうか?
「意外と少ないな…」と思われた方も、「そんなにかかるの!?」と思われた方もいるでしょう。
事業を始める資金としては、そこまで大きくないのではないかなと個人的には思います。
最も大きい出費は行政書士会への登録費用で、約23万円かかりました。
行政書士として開業するのであれば、行政書士会への登録は必須です。
つまり、絶対に避けられない出費といえます。
他には、パソコン代や事務机代などが比較的大きい出費でした。
私の場合、実務本やコンメンタールなども購入していたため、書籍の購入費用も意外とかかっていました。
100万円ほどあればかなり快適な環境を整えられると思います。
しかし、できるだけお金は開業資金に回さずに、運転資金の方に回すことを個人的にはおすすめしたいです。
運転資金
先ほど、お金は開業資金よりも運転資金に回した方がいいと述べました。
理由は、運転資金は事業主にとって時限爆弾の導火線のようなものだからです。
当然、時限爆弾に爆発してもらいたくはありません。導火線を伸ばせるなら、どこまでも伸ばしておきたいですよね。
そうこうして耐えているうちに、いつのまにか余裕ができていることもあるでしょう。
運転資金は想像以上に重要です。
さて、私の場合、運転資金は月50,000円以下に収まっています。
家賃がかかっていないことが、出費を抑えられている最大の要因ではないかと思います。
他には、水道光熱費や通信費など、最低限事業をやっていく上でかかる経費、経理ソフトやホームページのレンタルサーバー代金などが月の出費に含まれています。
まだまだ安定した事務所運営ができているとは言い難い状況ですので、地道にやっていこうと考えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、行政書士を開業する時の開業資金について解説しました。
開業を考えるなら、お金の問題は避けて通れません。
長く続けていくためにも、資金面はシビアに試算しておくとよいでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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